L'Illustration は、1843年3月~1944年8月まで、フランス(パリ)で発行されていたブルジョワ層を中心に人気をはくした週刊誌、フランスで最初に挿絵入り週刊新聞。
その中のMUCHA挿入絵(NOEL) 、1896~1897年になるX'mas作品(元画は中央にNOELが暗く描かれている)。
ミュシャ美術館所蔵
上部アーチには1896・クリスマス(Noel)・1897の文字が、中央から下には二人の女性の姿が、青白く、力なく横たわっている手前の女性は過ぎ去る1896年を表し、彼女に布をかけつつ上半身を起こす翼を持った女性は来る1897年を表し、1896年の女性はアザミを持っている、これは罪と苦しみの象徴で、1897年の女性の背後には小さく教会のシルエットが描かれ、救いがあることを暗示している。
左側にはもみの木と星というクリスマスのモチーフ、それを支える手は神の神秘的な力を表現している。
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