> 癒しのぬり絵 2023年01月

装飾の魔術師 ミュシャ ぬり絵にチャレンジ

渓斎英泉 女は花である マスキングインクの練習をする

2023/01/30   今日も寒い日であった

午後から「マスキングインク」を使う練習をしてみた

線画は 渓斎英泉 浮世絵のような原画から作成した(下)

渓斎英泉 線画0


この絵で何故 マスキングインクを使うのか
この絵は雪が降る場面で そこに人物が歩くかのよう
一度に同色を塗るとき 例えば傘には雪が積もり 白い部分を残して置きたい
樹々には 雪が吹き付けられているような場面 雪そのものも同じです

マスキングインクは乾燥すると指でゆっくり擦ると取れます
でも筆で塗ると 筆がダメージを受けます 溶かし液に付け筆を保護したりします
筆が溶液で固まり没を覚悟する

【マスキングインク(液体)】
マスキングインク



マスキングインクを塗った線画
ほぼ残したい部分にインクを塗るのに約1時間(練習のため雑に塗った)
塗った部分には薄いブルーの色が付く
面倒な手作業です
渓斎英泉 線画1



塗り終えて
実に面倒な手作業となる マスキングインクは乾燥しやすく
インクの蓋を開け閉めしながらの作業
白い雪の表現が容易となり止むなしでした

インクを塗った処は 色付けした後 私は指先で擦り 取り除きました
紙質により紙が付着する場合もあり 少し高くつくぬり絵です

女は花である

作者:渓斎 英泉(けいさい えいせん)  狩野派の浮世絵師
題名:女は花である(?)
A4上質紙・水彩ペイント+水彩色鉛筆

日本画の挑戦 歌川式麿 題名不詳 鏡にて~

2023/01/30   もう1月も終わり

鏡に映る女性

引き締まった ”黒” 水彩ペイントを使用すると

領域外まで滲む この滲みが命取り

”没” になるかもと塗り進める 今回は少し

滲みがあった 幸い没にならず済んだ

髪とかんざし お顔と鏡が難しかった 💦💦



歌川式麿は歌麿の弟子とも、歌麿の弟子月麿の弟子とも云われている

このような絵(版画)は36枚もあるらしい(定かではありません)

日本人の版画技術は すばらしく綺麗で どう多色刷りをしたのか想像する



作者:歌川式麿
題名:今容女歌仙 大井 (錦絵)
A4上質紙・水彩ペイント+水彩色鉛筆
歌川式麿

ひさしぶりのミュシャ ”Mucha Poster 3” 1898年をヌリ塗り 

2023/01/26~29  色ずけは自分なりに~ 楽しく塗った

外は寒波で随分寒い 部屋の温度はエアコンが がんがん働いてくれている
でも なかなか上昇しない 朝9℃から午後5時で16℃ 途中2時間程外出で
エアコンを停止させていた 今日はこのままで18℃程度までしか上昇して
くれないだろう 我が家のエアコン温度設定は19℃ 念のため健康の為である !!

今回も我流の色付けで挑戦 ミュシャのポスター(カードかも?)にしては
装飾が少ないというより 殆ど無いに等しい構図 でもやはりミュシャの絵には
秘めた難しさが有ると思う 

ぬり絵は 楽しく自分なりの色で 塗れる事がその楽しみ !!!!



作品:Mucha Poster 3 (分かりません)
A4上質紙・水彩ペイント+水彩色鉛筆
Mucha  Poster 3 1898

ルネサンスの画家に挑戦「ルーカス・クラナッハ・ザ・エルダー」

2023/01/27   列島はすっぽり寒い 小雨です 

Renaissance(ルネッサンス)の絵画は写真のように綺麗 まるでカメラで撮ったかのように見える

時間の掛かったぬり絵を紹介します


今回はドイツの画家で Lucas Cranach der Ältere(1472年 - 1553年)が描いた「夢見るアルテミス」を塗ってみた

欧州の美術館では 日本と違って 作品の撮影ができる処が多い(今は?)

但し フラッシュ撮影不可の処が殆ど  本物撮影できるのは嬉しい 👀👀

特にガラスが無い処は反射しないので特に嬉しい (撮影は別料金が必要かも)


(今回のヌリ塗り工程)

まず外まわりからヌリ固め → 次は衣服 → 肌 → 全体的に色濃く塗る →

衣服の模様付け → 最後は髪からお顔を整える(眼とお口の色付けが私は苦手)


今回も お顔の影付け & 衣服の胸の前模様(白色で模様付け)に手間取る 💦💦



何枚かルネッサンス絵画を塗ってみたが どれも時間のかかる絵でした

それぞれに選んだ画家の絵を ヌリ塗りできた事に満足し完成とした

本当は下唇をもう少し厚く塗りたかった !!!   (少し心残りです) ⤵⤵


見苦しい処は MUCHA(無茶)なりの ぬり絵ですご容赦下さい 🙏🙏



題名:Artemis Dreaming(夢見るアルテミス)

A4上質紙・水彩ペイント+水彩色鉛筆
Lucas Cranach the Elder

お勉強しましょう~ 鳥居清長「女風俗十寸鏡」平安朝を塗る

2023/01/22~25   平安朝の十二単をお勉強

何気なく十二単を羽織った女性を塗ったが

その構成を知らないまま勝手に色ずけしていた

衣の色が四季により変化する事など全く知らなかった

せっかく塗るのに少しぐらいお勉強したら~(影の声)

と云うことで 少しだけ載せた。


奈良時代の後期に着物の原型が生まれたとか、平安時代により現代に近い着物が生まれた。


「十二単」は平安時代中期に完成した女房装束(にょうぼうしょうぞく)の儀服。

「女房装束」の代表で十二単は、成人女性の正装で宮中などの公の場所で晴れの装いとして着用された。

着用は限られていて、宮中の儀式など公家女房の晴れの装いとして用いられた。

現代では「御即位の大礼の儀」、「皇族妃の御成婚の儀」にみられます。


全体の構成は、「唐衣(からぎぬ)・表着(うはぎ) ・打衣(うちぎぬ)・五衣(いつつぎぬ)・単衣(ひとえ)・長袴(ながばかま)・裳(も)からなり、髪型は大垂髪(おすべらかし)が基本。


十二一重の表



十二一重の後



季節により衣の色が有るらしい  知っていましたか~


十二一重の色


今回塗った衣の色は無茶(MUCHA)なりの塗り方です 👀👀



作者:鳥居清長

題名:女風俗十寸鏡

A4上質紙・水彩ペイント

鳥居清長

WOMAN'S HOME COMPANION 久々の円形画

2023/01/23~24   Jessie Willcox Smith, 1863年-1935年

「WOMAN'S HOME COMPANION 1907年12月号クリスマスの表紙の画像」を塗った

日本画の十二一重から がらっと洋の絵を塗った

 Jessie Willcox Smith さんは お母さんと子供の絵が多く

何ともその愛らしさに和む 


作者:Jessie Willcox Smit

A4上質紙・水彩色鉛筆

Jessie Willcox Smith, 1863年-1935年

歌川 国貞 の浮世絵を塗ってみた これが浮世絵?

2023/01/19~20 

題名不明であるが 浮世絵らしい(?)

平安時代にでてくるような姫君(?)を塗ってみた

絵に書かれた文言は不明


お顔の色を塗っているが出ていない💦💦

衣の色を自分なりに変えて塗るのは楽しい

でも合わなければ ”没” となる🥶⤵⤵


作者:歌川 国貞((1786 – 1865)

題名:浮世絵

A4上質紙・水彩ペイント

(色鉛筆を水で溶かして塗ってます)

Utagawa Kunisada Ukiyo-e

大人の塗り絵 Premium 「不思議の国のアリス」 6/16

2023/01/16~19   その6

不思議の国の不思議な住人たちは、女王の居なくなった国で自由に過ごす。

今日も帽子屋と三月ウサギたちに誘われ、お茶会の会場へと向かった。

毎回飾り付けは変わるが、今回は特別煌びやかに見える。

テーブルには香り高い紅茶に評判のお菓子が並ぶ

青虫ご希望のキノコ畑もカラフルに会場を囲んでいる。

何かの記念日だろうか。

私と白ウサギは少々早く着き過ぎたみたいだ。

アリスが夢を見たら、お茶会が始まる。

今日は中々寝付けないのだろうか?

あまりに遅いようだったら、先に載いてしまおうか。


こんなストーリーです


作者:杏チアキ
題名:不思議の国のアリス

A4上質紙・水彩色鉛筆

不思議の国のアリス_1

Child with Teddy Bear

2023/01/17~19    また可愛い女の子を塗った

テディベアを椅子に座らせ 食事をとる女の子

こんな時があったなぁーー

お部屋はこんな素敵そうな処ではないが・・

長女に次女と家族4人がそろって食事する事は ほんわずかだった

そんな家族の一時を思い出す


題名:Child with Teddy Bear

作者:ジェシー・ウィルコックス・スミス

A4上質紙・水彩色鉛筆

Child with Teddy Bear

線だらけの塗り方です~

平安朝へ ~ 小野小町を塗ってみた 

2023/01/15~18   小倉百人一首より 小野小町

平安時代の女性が羽織った着物は華やか 

でも塗る時には柄に気を使う


この絵にはたぶん下記のように記されていると思う(間違っているかも・・)

花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに

 読みは
はなのいろは-うつりにけりな-いたつらに-わかみよにふる-なかめせしまに

小野小町のこの句は、百人一首(9番)だけでなく古今集(春・113番)にもあります


ー 現代風に訳すれば
「花の色は色あせてしまったことよ
 長雨が降り続く間に
 私の容姿も衰えてしまった
 物思いにふけっているうちに」
 ※花:桜を指します

私がまだ学生の頃 お正月といえば 必ず家族で
百人一首のかるた取りをしました
今日は父の事を思い出し懐かしかった
節季を大事にされていたことに敬服する



着物の色は想像で塗った
A4上質紙・水彩色鉛筆
小野小町
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